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脚本 冨岡 淳広
監督 西海謙一郎
視聴率 3.4%(関東地区)

ケータイ捜査官7
桐原の13年の闇





ネットの悪が闇の、るつぼで煮えたぎる


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いまの桐原大貴が、アンダーアンカーに入りネット犯罪と戦うエージェントとなったには、理由がある。
13年前、彼の人生を根元から捻じ曲げ、狂わせた元凶「アカツキ事件」


『ねっとノ神 アカツキを解析する』という名前のサイトをじっと見続ける桐原とサード。
新たに『アカツキ』を名乗る書き込みが。出所の解析をサードに命じる桐原。

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サードが解析中、フラッシュバックに見舞われる桐原の脳裏によぎる当時の新聞。
桐原の家族が13年前、殺された。
父 桐原信幸(43)
母 桐原寛子(42)
弟 桐原智明(10)当時、小学五年生
が、東京都練馬区東練馬8丁目の路上で、刃物でメッタ差しされ惨殺された。

ここでわかった事柄。桐原家は練馬区に住んでいたごく普通の四人家族。
16歳の大貴に歳の離れた小学生の弟がいた。桐原がその日たまたま友だちと遊びに行き、家族は買い物に。その帰り道に起こった犯行。

書き込みを行った人間が判明した。都内で書き込んだ男の名は、皆川裕也。

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いつもどおり、自称「アカツキ」をなのる人間を特定し、メールを出す桐原。
……あくまで推測だが、このサイト『ねっとノ神 アカツキを解析する』も
しかしたら、桐原がつくった盛大な釣りサイトなのかもしれない。

すぐに帰ってきた返答メール。

「りあるの意味を知りたいか」


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ケイタ「アカツキ事件?」
美作「13年前に起きた未解決事件です」


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ケイタ「きり……はら、もしかして、えっ!!!」
セブン「桐原の家族だ」

その後、ネット内でアカツキの名前は一人歩きをし、事あるごとにネットの中の人間たちが「アカツキ」の名をかたる、ある種ネットの定番のネタになってしまった。

家族が殺され、ネットに本人が知らぬ間に情報がさらされ続け、いままで生きていた桐原。



桐原は、ずっと文字通り13年間、この犯人を追っている。
桐原のいままで生きていた原動力、アンダーアンカーにおける行動力の源のほぼすべてが、この事件。
その気持ちを知っているから、アンダーアンカーは事件を追う桐原のことを容認し、今回の件も警察に通報しないという美作。

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ケイタ「今日、桐原さんが居ないのはそれが理由ですか?」
ケイタは復讐に走る桐原を放っておくことができず、セブンと一緒に彼を追った。

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約束の時間よりもずっと早く到着し、ずっと窓の外を凝視する桐原。
冷静さに欠く桐原をサードが諭す。
桐原「滝本の言葉をかりるなら『忘れちゃないなさ』」
サード「アカツキの事件だからこそ、普段のバディでいてほしいのです」

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サード「私が始めて桐原様の手に握られてから、貴方を理解しようとし、貴方様に従ってまいりました……貴方様はいかなる状況でも自分を見失うことなく任務を遂行し、わたしくもそのお手伝いができることを大変誇りに思ってまいりました」
桐原「今日に限って思い出話か?」

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サード「……人間の表現を借りるなら、なにか、胸騒ぎがするって所でしょうか」

桐原のクルマを誰かが叩いた。
??「メールをくれたサードさん?」
桐原「アカツキ……さんか?」


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桐原とアカツキの待ち合わせ場所にたどり着いたケイタとセブン。サードに繋ぐよう頼んだ。
本物のアカツキかどうかわかるのかというケイタの問いに対して、セブンは犯人に直接繋がる証拠として警察がマスコミに伏せている、被害者の血液で書かれた決め手となる文章があることをケイタに知らせる。
セブン「桐原はその言葉を犯人特定の手がかりのキーワードとして使うつもりだ」
ケイタ「そんで、もし、ほんものだったら」
セブン「滝本も同じ事を聞いていた、そして桐原に「考えろ」といっていた」

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桐原「アカツキを名乗るのはなぜだ」
アカツキ「みんなアカツキのことスキだろ。アカツキって書くだけで沢山釣れるのが面白くてさ、アカツキ話すると気持ちよくて」
桐原「アカツキはネットの使い方を変えたパイオニアだからな、あの日からネットは変わった、どんな加害者も被害者もネットの前ではネタでしかない。アカツキがそれに気づかせてくれた」
アカツキ「だよね、そろそろ本物が復活してもいい頃だよね」

桐原「時効にはまだ時間がある」
それに対しアカツキは
アカツキ「時効なんて関係ない」とあっさり言い放つ。

話題は、桐原がなげたメールのことについて移る。
アカツキ「メールのことホント? 遺族がアカツキを調べてるって」
桐原「俺なりに調べているんだ。遺族はアカツキを特定したってウワサもある。オレとしてはアカツキはこのまま伝説でいてほしい、アカツキ世代の俺たちで、遺族からアカツキを守りたいんだ」
アカツキ「いいね、賛成」

アカツキ「目が、にごってる」

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アカツキ「オレと同じだ。つまりあなたも殺してみたいわけだ」
その問いに対して、そうだと返事する桐原に、自分の殺人論を淡々と、でもどこか楽しそうに語るアカツキ。


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桐原「知ってるか? あの現場にはもうひとつメッセージが残されていって話だ、諸説あるが『神の声を聞け』って言葉だ」

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アカツキ「俺の知っている話は違うなぁ」


アカツキ「最高ノ時ヲアリガトウ」



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瞬間的にアカツキを殴りつけていた桐原。
桐原「お前を追っかけている遺族ってのはオレだよ!!!!」
もう一発いれようとしたところを、子供がじっと2人を見てる。

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ケイタ「ほ、本物……」
美作の指示よりも早く、セブンとサードは会話の全てを記録済みだ。
未公表のメッセージを言ったことで、本人だと確証し警察へ連絡を入れようとした瞳子を美作がとめる。
美作「……待ってあげてください」
ケイタ「待てってなにをですか?」
美作「桐原さんの気持ちは分かっていると思います。だから彼がどう選択するか、彼に一任したいとおもいます」
無責任だ、とケイタはいう。
ケイタ「滝本さん『考えろ』っていったんでしょ? 部長は考えること放棄してません?」
気がつくと、2人の姿は公園から消えていた。

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倫理のタガのはずれた桐原は、人目のつかないところでアカツキを拷問という名前の暴行を行っていた。
なぜ殺したの桐原の問いに、なにも言葉を発せず、薄ら笑いを浮かべるアカツキに桐原の13年間溜め込んでいた怒りが爆発。

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サード「死んでしまいます!! 桐原様」
桐原「オレがどれだけこの時を待ち続けたか、お前なら分かるはずだ」
口を挟むなの命令に、承服できないと返答するサード。
サードの静止を無視し、怒りに我を忘れサードをコンクリートに投げつける桐原。

桐原「お前はアカツキではなく本名で晒す。」

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桐原「お前も、ネットで消費されるネタになれ」



アカツキ「オレを殺しても、オレはずっと『少年A』のままだよ、ネタにされるのはアンタのほうだ!!」


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桐原の心を逆なでするアカツキに対し、桐原の暴行はエスカレートしていく。

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ケイタはやっと桐原の行方を突き止め止めに入る。

ケイタ「桐原さん、考えてよ、忘れたの? 考えるんだ!!」
ケイタの静止なんて、復習鬼となった桐原の耳には届かない。

ゼロワン「今の桐原は、かつてのバディたちと同じだ」


桐原「俺の家族を殺したとき、こいつは何歳だったと思う? 警察に渡したらコイツは匿名のままだ!! 誰かがコイツを裁かなくてはならない」
ケイタ「人を殺すためにアンカーに入ったんですか!!!」

桐原「おれは、お前がゼロワンを許したようにはできない!!!」


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サード「お止めください、本当に死んでしまいます!!!」
桐原のこぶしに食らいついて懇願するサードを再び投げ飛ばす桐原。

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サード「桐原さま……死んでしまいます……やめてください……」

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サード「キリハラぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ、やめろってつってんだろぉぉぉぉぉぉ!!!」

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今だかつてみたことも聞いたこともない、サードの声とフェイスパターンに桐原だけではなく、ケイタ、セブンも唖然とする。

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サード「殺すのか? ああん!!! お前はそんなにアタマのことしやがったら、おめぇとは今日限り、バディの縁を切るっっっ!!! 」

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サード「ということで、私が言いたいことは以上でございます。桐原様があくまで一線を越えるというのなら、わたくし本日限りでお暇をいただきとうございます。長々お世話様にございました」

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桐原に突然言い渡されたサードのバディ解消宣言で、桐原はようやく冷静さを取り戻す。

家族全員を失くした桐原にとってサードは、唯一家族と呼べる存在なのだ。


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ついにボンクラ刑事・都市伝説デカこと海斗にも存在がばれてしまった。
あわてるセブンとサード。どーどーとしているゼロワン。

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ここに居ない人間が警察に通報したようだ。
通報者の言葉は、アカツキ事件の遺族が犯人を殺そうとしているという、内容の電話だった。

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警察に引き渡されるアカツキ。


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海斗の言葉でケイタは初めて、桐原が元・警察官であることを知る。

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海斗のなぜ警官を辞めたの問いに対し、警察では限界がある、と答える桐原。

ついに海斗の口からも「組織」の名前が出てしまった。どうやら知られてしまったようだ。

桐原「ネットワークを守るだけじゃだめだ。犯罪が起こってからでは遅いんだ。ネットワーク自体を変えていかなくてはいけないんじゃないか」
海斗「でも我々は今の法に則ってやっていくしかないんです」


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セブンに電話が着信した。通信元不明の電話。
ゼロワン「いや……おそらくは……」

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ケイタ「もしもし」
間明「もしもし、ボクだよ」
桐原「間明!!」
ゼロワン「やはり」
ケイタ「聞いていたのか……」
間明「そうだよ、ボクはキミたちのことが大好きだから」

そう。間明は聞いていた。一部始終「みていた」間明が通話している場所は、桐原とアカツキが会っていた公園。

間明「事件をきっかけに、ネットは淀んだ、るつぼとなってしまった。誰かが立て直さなきゃいけない、そのためにはラムダチップが必要だ」

ここで桐原は初めてラムダチップがPBとって重要な存在だと知る。

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間明「これから時代は動くよ、楽しみにしておいてね」
ケイタ「警察に連絡したのお前じゃないだろうな?」

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間明「正解! ボクはなんでも知っているんだよ。そうだ桐原、ゆっくり話したいっていっていたよね、いずれ、きっとね」




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数日後、アカツキ事件解決は新聞の紙面を飾ることになった。
アカツキの名前は『少年A』として。桐原は怒りのあまり新聞を投げつけた。
サードはこの間の態度について謝っていた。
サード「無意識のあまり我を忘れてしまったようです」
ネットでは、あいも変わらず、被害者加害者の差もなく『ネタ』が一人歩きしている。
サード「わたくしに比べれば、桐原様は立派にございました。アカツキに対し己の欲望を抑え込んだのです。滝本様の言葉を『考えた』結果なのですよね」

桐原「どう考えても……やつの勝ちだ」



なんとも……重く、そしてすごいお話でした。
正直19時代の時間帯いっぱいの「限界」に挑んだ脚本でした。
……ヒステリックなPTAのババアから怒鳴り込まれないことを、つい祈ってしまいます。

ネットに人生の全てを捻じ曲げられ、最愛の家族を奪われた桐原。
同時に、ネットワークである意味「神」にもなれるツールと相棒(家族)な桐原。
どちらも同じ桐原大貴。彼が深く深くアカツキに対する思いで警察官から今のアンダーアンカーに行き着いたのは、必然か偶然かなんて、分かりません。
彼がずっと平常心でいられたのは、兄のように慕っていただろう滝本や、父のような水戸さん。同級生のような美作、そして妹みたいな瞳子。ネットワークの中心で、ある意味深淵でであった奇妙な人間関係の中の相棒サード。すべてやっぱり皮肉だけど、ネットが縁ともいえない間柄でつながった議事家族。
サードが、アカツキを半殺しにしてキレたって言い方は、簡単だけど。いままで築いてきた関係が、感情の暴走、その果ての蛮行で全部ぶち壊しになるのを防ぎたかった、いままで溜め込んできたサード自身の闇(自我)の開放……だったのかもしれません。
ある意味「たくさんの死」を見てきてしまったケイタが今後どう社会と相対するのか……心配でもあり、興味もあります。


願えるのであれば……。
前後編でやってほしかったなぁと。まあ前編予告でものすごぉぉぉぉーーーーく、もゃもゃ~っとした一週間を過ごす自分が目に浮かぶんですけどねっっ


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次回
セブンの夢。人間になる夢。

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