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ケータイ捜査官7

ケータイ捜査官7

ケータイ捜査官7

ケータイ捜査官7
さようなら、親愛なる相棒たち





壮絶すぎる明日未来


暗やみの中浮かぶGENEのフェイスパターン。
GENE「愚か者め!!」

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遠くから響く地響き。
突然、目の前に迫る大量の水。

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セブン「GENEはここに逃げ込むように仕向けていたのだな。ケイタ、かなりヤバイ」
ケイタ「わかってる!! くそ!! GENEとめろ!!」
セブン「圏外ではGENEと話せない!!」

GENEの引き起こした水攻めは地上でも多大な被害を撒き散らす。

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ケイタが死の鬼ごっこをしている最中、桐原は間明を探し街を車で走っていた。
桐原の予備のケータイが鳴る。
表示は『PB-3』
サードだ。
慌てて電話をとる桐原。

サード「よかったぁ、出てくださいましたね」
桐原「サード!」
サード「網島さまとセブンの救助をお願いします。場所はこの電話に転送します」
桐原「どこにいるんだ? 無事なのか?」

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夕焼けに染まる汽車の中、サードはコードの切れた黒電話で桐原と会話していた。
そこは、GENEに溶け込む一歩手前の世界。まるで、あの世へと続く三途の川の手前のような場所だった。GENEの意識の中、気合でサードは桐原に電話をかけてきたのだ。

サード「残念ながらワタクシの意識は、完全にGENEに取り込まれてしまうでしょう。せめて最後に、桐原様のお声を聞きたかったのです」

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桐原「そうか……」
サード「網島様とセブンの元に、お早く」
桐原「ああ」

それ以上言葉がでない。

桐原「ありがとうな……サード」

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サード「どういたしまして……もう、時間のようです……」

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サード「さようなら……バディ」

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桐原「サード……」

サードの意識はGENEに溶け、通話は切れてしまった。



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セブンとケイタは必死に地下で水から逃げていた。

GENE「人間の皆さん。これが最適化の一端です。戦争などという手段をせずとも、わたしは地球の最適化にとって阻害要因となるものだけを排除することができるのです」

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行き止まりで逃げられないケイタとセブン。
絶体絶命の最中、上から光が。
桐原がロープを下ろしてくれたのだ。
2人は間一髪のところで助かったのだ。

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無事を喜び合うケイタとセブン。
ケイタ「桐原さん、助かりました」
桐原「礼ならサードにいってくれ」
ケイタ「サード?」
桐原「ここを教えてくれたのはサードだ。最後の力を振り絞って、俺に電話をくれた」

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人の気配に頭を上げると、間明がケイタたちのほうに何食わぬ顔をして歩いてくる。

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間明「さすがはPBだぁ。君たちはまだまだ捨てたものではないねぇ。もっとあがいてくれ。GENEと戦ってくれ」


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ケイタ「GENEとめろ!! GENE作ったのおまえだろ!!」
間明「GENEはね、GENEの意思で生まれたんだ。ボクが作ったんじゃない」

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間明「いつか起こりうる未来が、いま起こった。それだけの話だよ」


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間明の足に食らいつくケイタ。
ケイタが心配で駆け寄るセブンが突如苦しみだした。

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セブンの液晶にはあの死を呼ぶ映像が。
セブン「ケイタ!! 見るな!!」
間明「GENEはそばにいるんだよ。セブンを使って網島君を狙うとは……」

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セブン「気合でGENEを跳ね返した」
ケイタ「気合??????」
セブン「そうだ、君を大切に思えばこそ、力が出るのだ」

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セブン「しかし我々に残された道はひとつしかない!!!」

気合をいれ、両手を挙げるセブン。

ケイタ「なんだよ、おい!! なにする気だ!!」

セブン「ジィィィィィーーーーン」
ケイタの伸ばす手を振り払いセブンは両手に力を込める。
GENE「理解できません。いかなる論理によって今の状況が起こったのですか? PBセブン!! あなたのラムダチップになにが起こっているのです!?」

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ケイタ「セブン……まさか!!」
桐原「並列分散リンクだ」

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ケイタ「おいセブン、なにリンクしてんだよ、気合でGENEをぶっ飛ばせよ!!!」
ケイタの言葉を無視し、GENEとリンクするセブン。

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間明「GENEを自分の身体に取り込んだんだね。セブンとGENEは今ひとつになったんだよ」

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セブン「いまだ、私を破壊しろ!!! ケイタ!!!」


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ケイタ「なにいってんだよ、そんなことできるワケないだろ!!! さっきお前を守るっていったばかりだぞ」
セブン「そうだ、守るために壊せ!!」
ケイタ「ワケわかんないこというなよ!!!!!」
セブン「GENEを止めるには、やつの理解を超える以外にない!! 壊せ!! ケイタ!!」

そう。PB最大の弱点。#26でちょっとだけ露呈したことだが「とつぜん理解を越えることを言われると、思考が優先してその方向に向いてしまう傾向がある」
つまり、GENEは今セブンとリンクして「セブンのことに興味津々で思考が止まっている状態」
セブンに興味が向いている今が唯一にして最後のGENEを倒すことができるのだ。
皮肉なことだが、PBであるセブンだからこそ、考え付くことができた唯一のGENE対処法だった。


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セブンとケイタの命のやり取りの最中、間明の狂気に満ちた笑い声が。
間明「すごい、凄いよセブン。どこまでも人間に尽くそうとするんだね、君は」
桐原、怒りの鉄拳。

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そう……。間明蔵人は……この世界の住人ではなかったのだ。
彼は、最初から……狂気の世界の住人。

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セブン「ケイタ……たのむ。私を壊せ!!」
ケイタ「俺はお前を壊すためにエージェントになったんじゃないんだよ!! 」
セブン「バディ、私は自分では自分を破壊することができないのだ。キミの力が必要だ」

キミの力が必要だ。

セブンがある種初めてケイタにかけた言葉。

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セブン「これまでも二人で力をあわせて、どんな任務も解決してきたではないか。それがバディ・システムではなかったのか?」

宗田「セブン」
伊達「リンクしたのか」

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セブン「滝本ならば、きっとやってくれたはずだ」
ケイタ「ずるいよ滝本さんのことなんかいうなよ!!!!」

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壊せと迫ってくるセブンのボディは、リンクした大量のGENEのデータを抱え、熱暴走を始めていた。
無理だというケイタ。
桐原「網島ぁ、お前が無理なら俺がやる!!!」
セブンのほうに歩く桐原をとめるケイタ。

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ケイタの両手がセブンを掴む。
GENEを抱え、暴走したラムダでセブンのボディは高熱を発していた。ケイタは悲鳴を上げつつも、しっかりとセブンを握る。

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セブン「バディ……キミのために、私は逝く」
ケイタ「カッコよすぎんだよ」


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ケイタ「カッコよすぎんだよ……」
ケイタの言葉に、思わず笑みが出るセブン。

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ケイタの零した、一粒の涙。
その瞬間、セブンの身体はショートした。

セブン「さよなら……バディ」

サムズアップしたセブン。

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溶けていくセブンはずっと、バディと呼び続けていた。
ケイタはただ、セブンの身体を両手で追うことしかできない。

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次の瞬間、膨大な光と共に、GENEを道連れにしセブンは逝った。笑顔と共に。
美作「セブンは?」

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ケイタが震える両手を広げると、ラムダチップごと溶けたセブンの身体はガラス化を起こし、ケータイのキーボタン「7」の部分を取り込んだ結晶になっていた。

呆然とするケイタを現実の世界へと呼び戻したのは間明の狂気な叫びだった。

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間明「なんてことをしてくれたんだ!! こんな終わりかた……ボクは認めない。認めないぞ!! ボクだけがPBが生まれた意味を解っていたのにぃぃ、凄いことが起きるはずだったのにぃぃぃぃぃぃ!!!!」

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1人暴れまわる間明の胸倉を掴み拳を振るい上げるケイタ。何度も、何度も殴ろうとしたが……できなかった。

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セブンの名前を呼び続けるケイタ。
桐原は、ケイタを見守ることしかできなかった。






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その後。
真っ暗で誰もいないアンダーアンカー本部にケイタは立っていた。

美作「網島君」

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ケイタ「部長。俺、セブンのこと守れなかった」
変わり果てた姿になったセブンを差し出すケイタ。
その手をそっと両手で包み、
美作「これは、あなたが持っていなさい。セブンのバディなんだから」
ケイタ「これからここ、どうなるんですか?」
美作「当面は警察の管理下に置かれます。私たちもしばらくの間は事情聴取を受けることになるでしょう」

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瞳子「ケイちゃん」
ケイタを呼ぶ瞳子の手にはフォース。
瞳子「私もずっとこの子と一緒にいることにする……おんなじだね」

瞳子「また遊ぼう!! ね!!」
ケイタ「うん、もう変な男に引っかからないでくださいよ」
瞳子「わかってる」


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桐原は、最後を看取って上げられなかった唯一の家族サードを手にして、
桐原「お前とセブンが守ったネットワークだ。信じてやってもいい」
ケイタ「はい!!」
桐原「対信しろ」
ケイタ「はい!!!!」

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桐原は照れくさそうに、サードを握った手を差し出した。
ケイタも瞳子も笑いながら、それに賛同し、お互いのバディをもった拳を付き合わせた。
バディは失っても、絆は永遠に不滅だ。


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しばらく来ることはないだろう、本部の扉をゆっくりと閉め、一礼する。


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あふれる涙を鼻ですすり、ケイタは歩き出した。






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その後。
ケイタには、日常が戻っていた。
いつものようにケイタを呼ぶ御堂さん。ありふれた風景。

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御堂「おはよう!」
ケイタ「おう」

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握る手のひらには、セブンの結晶。
御堂「それ、なに?」

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太陽に透かすとキラキラと光る結晶。
ケイタ「おれの……」
始めて出合ったあの日のように、空に投げてみた。
御堂「きれい」

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ケイタ「また会おうぜ!!! バディ!!!!」


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セブン「君の気持ちを受信した!!」



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なんとも……三池監督だから、ある程度は予想はしていたんだけど……。
まさか……PB全滅とは……。つら過ぎる最終回。正直、ジャリ番(子供番組)なのにも関わらず、容赦ゼロだぜ三池監督……。

で、間明は本当最近ほとんど見なくなった、どっから斬っても悪人成分100%な狂人。
動機は、ただ見たかった、興味があったとあっでは……同情やら共感もあったものではない。
また……間明さんの中の人が心配になり……、あれだけイってる演技ができる、彼の今後が楽しみになった。……でもやっぱり子供から「鬼、悪魔、セブン返せ!!」とか石を投げられるのではないか……心配だ。

フォースと二度もお別れをすることになった瞳子。
サードは最後まで会えなかった桐原のことを思い、GENEの中で電話してくる姿といい。
ケイタのセブンとの命のやり取りといい。

俳優さんや声優さん、CGを作る職人さん、スタッフさんの鬼気迫る作品に対する思いは、私たちはちゃんと受信した。
愛すべきPBたちは二度と帰ってはこない、そういうエンディングになってしまったが、正直……お恥ずかしいことながら、涙がずっと止まらなかった。

これはたまたま、子供番組。たぶん特撮とカテゴライズされるテレビ番組だ。
視聴率だって裏番組に負けて、正直良くはない。
だけれども、だれが予想しただろう。
「手足が生えただけのケータイを心から愛するようになることを」

最初、初めてこの番組を見たとき、いろんな意味で驚いた。
「チャレンジャーすぎる……」と。

最新のCG技術をゴールデンの子供番組で使用し、しかもその相手は、手足が生えた単純なデザインのケータイ電話(これが大正解したんだが。原画デッサンみて、後に確信した)

それに、裏番組がノリに乗っているのに、びっくりするほどの役者と、新人ながらも、驚くような演技をする、ケイタ役の窪田正孝さん。(彼が20歳になっていたと知ったのは大分後のことだった……)
正直、子供向け番組の役者は多少下手が当たり前、内容もマンネリ気味なのが世の常のなか、ひとつ異彩を放ちまくり、正直どの大人向けドラマ番組よりも出来の良い子供番組にだったケータイ捜査官7!!!
正直、一年間見続けることが出来て、自分は幸せだ。

セブンたちが好きになってしまったがあまり、睡眠時間を削り、仕事中ににも関わらず画像を加工し、足りないエネルギーと集中力は、ドリンク剤(ヒマなので勘定したら、かるく5ダース以上、このブログを製作から最終回まで飲んでしまっている……大丈夫なのか、私の身体www)と砂糖入りのコーヒーで補い、こんな変態じみたレビューサイトを作ってしまう私は……間明と同種のストーカー型の変態なのかもしれない……。


大人が本気で挑んだ(遊んだ)エンターテイメント

とは、うまいこと言ったものだ。


本当にこんな凄い番組に出会えて、
私は幸せでした。
ありがとう、ケータイ捜査官7!!!!



これからも愛し続けられるであろう、記憶される作品へ、私なりの愛を込めて。
2009年3月20日(金) 23:10  ネイト




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